エンネ とは
エンネとは、エアーナが飼っているペット。あおまるキャラのこと。
名前 | エンネ |
年齢 | 人間で言うと22歳 |
性別 | 女性 |
種族 | フォーアリネル |
森の中で衰弱していたところをたまたま近くを通ったエアーナに拾われ、ペットとして飼われた。
エアーナの住むランクルス森は聖なる力で満ち溢れており、そこで過ごすに連れて人型の姿になり言葉も話せるようになった。
穏やかで優しく、7匹の子供がおり現在は家族そのもの。
普段は栄養豊富なご飯を食べて新鮮な卵を産んでのほほんと生活している。
卵だけでなく換羽の際に羽根を落とすので、
その抜けた羽根もアクセサリーなどに加工されて家計の一部になっている。
その他だと、編み物が趣味で刺繍をしていたり、
エアーナと一緒に苺パイやワインを作るのを手伝ったりしてくれる。
彼女は少し特殊な品種の鶏なので、他の鶏には通用しない常識があり、大きな肉垂が雌だということを知らない他の雌鶏に雄だと勘違いされることが多々あったという。
ランクルス森の効果なのか、彼女が産む卵はフォーアリネル1高品質で栄養価が高く、期限が長く、最高級。
エアーナと出会う前はラフォス山地で過ごしていた野生の鶏で、
悪しき者に夫を奪われ、とにかく生きる為に逃げ惑った。
その悪しき者が何時間もしつこく追いかけ、何度も矢を放ってきた。
その内の1つの矢が命中し一気に体力を奪われた。
森の中に入るとつい今さっきまで追いかけ回してきた者がパッと消えたかのように音が消え、追跡から逃れることができた。
ただ、彼女は先ほどの追跡による疲労と矢による出血で体力を持っていかれ、動くことができなくなってしまった。
そのままそこでじっとしていると、ある者が野イチゴが沢山入ったカゴを腕で抱えながら心配そうな表情で近寄ってきた。
動けない彼女はとにかく「近寄るな!」と言わんばかりに相手を鋭く睨みつけた。
それでも退かないエアーナは「密猟者に狙われていたのね、でももう大丈夫よ。この森には入ってこれないから。」
看病してあげようと両腕で彼女を優しく抱き上げた。
彼女は人の言葉がわからず、相手が優しい者ということを知らずとにかく警戒していた。
睨みつけても去ってくれないので、死を覚悟して温かい手で抱えられた。
良い効果があるという泉の水を飲まされ、刺さっていた矢を抜かれ、包帯を巻かれた。
彼女にはエアーナが自分に何をしているのかわからず、とにかく睨みつけていた。
「この泉の水を飲めば、どんなに酷い傷もすぐ治るわ。
お腹が空いたでしょう?ここにご飯を置いておくからね。」
そう言って柔らかい毛布で彼女を優しく包み、水とご飯を目の前に置くとエアーナは彼女に優しく微笑みかけ部屋を去っていった。
未だエアーナに対して警戒心が薄れない彼女は「こんなものいらない!」と言わんばかりにご飯を睨みつけていた。
やがて日が落ちて辺りが暗くなり、エアーナが魔法で灯した明かりと側に置かれたランタンがオレンジ色に部屋を優しく照らしていた。
あれからずっと飲まず食わずだった彼女は空腹で限界になり、「もうどうにでもなってしまえ!」とご飯を勢いよくついばんで飲み込み、眠りについた。
翌朝、彼女が目覚めたことをエアーナが気づくと、
「昨日のご飯、全部食べてくれたのね。よかった…。
包帯、新しくするからね」
包帯を解くと出血はおさまり、傷がほとんど綺麗に塞がっていた。
「矢の傷、綺麗に治ったわね。」
彼女がしっかりご飯を食べ、睡眠を取り回復してくれたので彼女をどうするか考えたエアーナだが、
元の場所に返して彼女がまたあのような目にあってしまうより、
自宅で暮らしてもらう方が幸せだろうと思ったエアーナは、彼女と一緒に暮らすことを決意した。
フォーアリネル
ハキアマーダー界では珍しい種類の鶏で、
森の中で稀に野生の個体が生息しているのを見かける。
とても臆病で逃げ足が速く、捕まえるのは困難。
人工的に飼育されている個体は少なく、この種類の鶏の卵は高級品。
メスの肉垂は大きくて模様があり、特徴的。
その大きな模様のある肉垂でオスにアピールするらしい。
※1番最初に試しで描いたものなのでデザインが多少異なる場合があります。
髪はふんわりしていてクリーム色。
瞳はピンク色。
横髪の位置に大きくて模様がある肉垂が垂れており、角度によってはキラッと綺麗に輝く。
自身の抜けた羽根で作った上着を常に着ている。
2023-09-08