樺烏苑 凰鈴(かばうえん おうりん) とは
樺烏苑 凰鈴とは、黄金時代のウルカンク地方の姫で宇宙戦士団フジ・アサヒ団の団長。あおまるキャラのこと。
名前 | 樺烏苑 凰鈴 |
愛称 | 凰姫 |
年齢 | 最低でも数万歳以上 |
性別 | 女性 |
種族 | 天狗 |
黄金時代にウルカンク地方で生きていた姫。
宇宙戦士団フジ・アサヒ団の団長で変形しないタイプの戦闘特化型アンドロイド。
同じく王家である丹ノ瀬家とは仲が悪かったが、
彼女と丹ノ瀬家の王女である綾は仲が良く、
暇さえあればよく丹ノ瀬家の中庭に境越術で遊びに行ったりしていた。
代々継がれた、何処か遠くの場所へ扉を開く鳥居を展開する『境越術』を使う事が出来る。
こんな超越した力を使えるのは、先祖が領域の神となにかしら関係していたかららしい。
戦闘時は扇の『凰魅鬼勦扇』を使う。
ある日の夜中、いつものようにこっそり丹ノ瀬家へお邪魔しに行こうと鳥居を開くと、
向こう側に丹ノ瀬家の敷地内ではなく、見知らぬ世界が広がっていた。
彼女が使う境越術での移動はあくまでも同じ空間内だけであり、異空間の壁を超えた過度に大きな移動は不可能だった。
開いた鳥居の先がアウスルングの外だということを知らない好奇心旺盛な彼女は恐れず足を踏み入れた。
少し歩いて進むと建物が見え、入口に金髪で機械の体の女性のような者がおり、何者なのかと警戒された。
「我は在串駈の地に住む樺烏苑の姫じゃ。」
と言うと、金髪の女性は敵意がないことを確認し建物の中へ入れてくれた。
建物の中に入ると、視界には見たことのないものばかり。
とにかくいろんなところを見学しようとする彼女を金髪の女性が引き止め、ある者の所へ連れて行った。
ある部屋に入ると、そこには案内してくれた女性とはまた別の金髪の女性がいた。
その女性は彼女に詳細を求めた。
彼女は自分の名前、種族、出身地、ここに来るまでに至った経緯を話した。
するとその女性は彼女の瞳を見て軽く笑みを浮かべ、
「実は人員が不足していて困ってるんだ。『宇宙戦士団』に興味はないか?」
彼女は女性の話に聞き入った。
団員になったら境越術でのアウスルングへの移動ができなくなるということ。
そして団員になることを快く受け入れ、グリューンでの宇宙戦士団員としての生活が始まった。
だが、彼女は不老ではあるが不死ではなく、肉体が死ぬ前にそっくりに作られた新たな体に魂を移した。
アンドロイドとなった彼女は生前と変わらず過ごしている。
グリューンでの宇宙戦士生活が始まって数日、宇宙戦士団でのかなり高度な戦闘訓練が続いた。
彼女は一般の宇宙戦士ではなく団長になる上での訓練だったので人一倍難易度が高い。
とにかく動体視力と瞬発力が凄まじく、
大勢の攻撃を避けながら、あらゆる方向から何十発も放たれた銃弾を自身の武器で全て受け止めるなど…。
もはやよくわからない。
他の団長達の動きを少し真似するのがやっと。
無事に団長になっていくつか時は流れた。
ある日、突然目の前に総長室から眼帯を身に着けた綾が出てきた。
彼女は右目に何があったのか気になったが、とりあえず再会できたことに喜んだ。
綾と再会しても団長生活が変わることはなく…。
他の団長達は身体能力だけでなく頭脳や知識までも人一倍で、
よくわからない彼女は、他の団長達が難しい専門用語を話しながら宙に浮かぶ水色のディスプレイを操作しているのを見ているのがやっと。
こんなハードな戦闘訓練と任務にまみれた今の生活から離れたい…
と、少しでも楽をしたい彼女は、後輩に団長の座を譲った。
座を譲られた団長は自分より優秀で、難しい言葉も体術もすんなり身についた。
団長を引退してから訓練も任務も難易度が下がり、綾とも再会し、また昔のようにお喋りができて楽しい!
鼻歌を歌いながらお茶とドーナツを手に持ち、席について食べようとしていた時、ふと団長が体を痛めて動けないと、元団長である彼女に総長から連絡が来た。
団長は痛めたその日からずっと寝室で寝たきりの状態らしく、
宇宙戦士を引退してアウスルングに戻る…と。
あぁ…またハードな生活が始まる…!(´;ω;`)
お皿に乗ったドーナツを眺めていた時、
また総長から連絡が来た。
「そんなに悩まなくていい。
お前の戦闘能力は入団前から変わらず、他の奴ともそんなに大差は無い。
難しい言葉については無理に覚えようとしなくていい。今のままで充分だ。」
それもっと早く言ってくれてもよいじゃろ!
樺烏苑家で代々継がれてきた扇。
だが彼女の扇は宇宙戦士団で似せて作られた別物。
本来は神鳥の羽根で出来ているが、宇宙戦士団では攻撃特化の刃型になった。
不思議な力を持っており、彼女の意思によってあらゆる物の能力を発揮するという。
髪と翼は黒で瞳は赤。
鳥居のような冠を頭に身に着けている。
赤・橙・黄色の綺麗な和服を着ている。
2024-09-03